50代になったばかりの頃、ふと思った。
もうだいたいのことはやったな、と。
遊んだし、仕事もした。好き勝手やってきた自覚もある。
……だからだろうか。
50を過ぎた途端、仕事が一気に減った。
2022年、久しぶりに制作会社の正社員になった。
在宅、8時間拘束。だけどやっていることは、ほぼフリーランス時代と変わらない。
それなのに、出来上がるサイトのクオリティや進め方にどうしても納得がいかなかった。
ずっと一人でやってきた人間が、急に組織に入るとこうなる。
コミュニケーションのズレが積み重なり、だんだん居場所がなくなっていった。
正直に言えば、入社してすぐ「ちょっとやらかした」ことが、思った以上に尾を引いた。
それでも「正社員、がんばれるかな」と自分を励まそうとしたけれど、その頃にはもう、体力も気力も残っていなかった。
半年で、フリーランスに戻った。
ああ、やっぱり私はサラリーマンに向いていないんだな、と
妙に納得してしまった。
50代って、こういう時期なのかもしれない
昔は、仕事のモチベーションが明確だった。
子どものため。生活のため。
それにWebの仕事そのものが楽しくて、毎日が充実していた。
コロナ禍で、唯一の楽しみだったライブにも行けなくなり、
子どもは大きくなって、毎日やることといえばご飯を作るくらい。
病気ですら「一大イベント!」と、どこか楽しめていた時期もあったのに、今は何をやっても、あまり楽しくない。
予定を立てている時がピークで、当日になると急に面倒になる。
行ってしまえば楽しいのに、それまでがしんどい。
お酒も、美味しいものも、気づけば自分の味付けはワンパターンで、ちょっと飽きた。
SNSを開けば広告だらけ。
キラキラした“勝ち組”と、スクール駆け出しのWebデザイナーばかり。
正直、あまり面白くない。
Google検索も、SEOが強い似たような文章ばかりが並んでいて、心に引っかかるコラムに出会うことが、ほとんどなくなった。
「やりつくした」その先で
もう、なにもかもやりつくした気がしている。
だからこそ、今は模索中だ。どうしたら、また少し楽しくなるのか。
大きな目標じゃなくていい。人生を変えたいわけでもない。
ただ、
「今日、ちょっとよかったな」
そう思える瞬間を、もう一度見つけたいだけ。
50代って、終わりじゃなくて、余白が見えてくる時期なのかもしれない。
そう思える日が来るまで、もう少しだけ、探してみようと思う(´・ω・`)